行政書士開業にホームページは必要?【現役行政書士が解説】

行政書士開業に ホームページは 絶対必要?
目次

結論:行政書士開業にホームページは必要!!

行政書士で生活していくためには、ホームページが絶対必要だと思います。
一昔前は違ったかもしれません。
しかし現代では、1人1台以上スマホを持っていて、小学生ですらスマホを持つ時代です。
ホームページが必要な理由は大きく分けて3つあります。

行政書士にホームページが必要な理由3選

1.信用性の問題
2.ホームページは名刺以上の効果がある
3.電子申請の時代の到来

それぞれの理由を詳しく解説します。

1.信用性の問題

ホームページがあることで信用度がUPします。
例えば、リアル営業で
「私は行政書士をしています」
と伝えたとして、それが本当かどうか相手はわかりません。
わざわざ行政書士会のホームページで会員検索をする人はほぼいないでしょう。
しかし、ホームページを持っていれば、あなたの名前を検索してもらうだけで、行政書士事務所のホームページが出てくるので、相手からしたら安心感があります。

今の時代、何かを頼みたい、買いたいと思った時に、多くの人がまずネットで検索をします。
行政書士の仕事の場合も同じで、「古物商許可を取りたいな」とお客様が思った時に、「古物商許可 ~~市」と検索することが多いです。
その時に、あなたのホームページが出てくれば、お客様は問い合わせをしてくれるかもしれません。
あなたのホームページが無く、他の競合行政書士事務所のホームページがあれば、仕事はそちらの事務所にいってしまいます。

また、ホームページには自分の顔写真や経歴などを詳細に載せることができます。
私が士業のホームページ制作を行うとき、士業の先生の顔写真は絶対載せたほうがいいとすすめていますが、その理由としては、士業のホームページで一番お客様が重視してみているのが自己紹介の部分だという調査結果があったからです。
やはりお客様は「どのような人が対応してくれるのか」ということを非常に重視しています。

  • 清潔さ
  • 親しみやすさ(優しそう)
  • 誠実さ
  • 威厳

士業の場合は、このようなイメージをもってもらうと有利に働くと思います。

できるだけ写真館などでプロに撮ってもらった写真を掲載するとよいでしょう。
※証明写真や、てきとうに撮ったスマホ写真では逆効果になるおそれもあります。どうしても写真掲載に抵抗がある、という方は、似顔絵などを掲載するとよいでしょう。

2.ホームページは名刺以上に効果がある

開業時の準備の一つとして、「名刺の準備」は誰もが行うことです。
もちろん名刺は必要ですが、名刺にホームページのURLやQRコードを記載しないのは非常にもったいないことだと思います。

名刺よりホームページに営業効果がある理由は下記のとおりです。

  1. 情報がほぼ無限に記載できる
  2. デザイン性が高い
  3. 名刺1枚からの伝播性が高い→紹介しやすい
  4. 名刺自体をなくしても、名前さえ覚えていれば検索してもらえる
  5. やる気の判断材料になる

一つずつ解説していきます。

①情報がほぼ無限に記載できる


ご存知のように名刺は非常に小さい紙です。
表裏に情報を記載したり、見開き構造にしたりと色々な名刺がありますが、それでも情報量には限界があります。
しかしホームページは、ページ数はほぼ無限に増やせる上、単にトップページ1ページだけを考えたとしても圧倒的に名刺よりも情報量を多く伝えることができます。

②デザイン性が高い


ホームページのデザインは、名刺よりも個性を反映することができます。
名刺は、多くの人が似たり寄ったりのデザインになってしまい、そこで差別化をはかるのは難しいですが、ホームページであれば自分の個性・方向性をぱっと見でわかってもらうことが可能です。

③名刺1枚からの伝播性が高い→紹介しやすい

交流会で名刺交換をした場合のことを考えてみましょう。名刺にホームページを記載しなかった場合(ホームページを持っていなかった場合)、相手があなたに連絡を取るときには名刺を見なければなりませんが、相手が名刺を大事に保管してくれているとは限りません。
すぐに誰かに相談したいと考えた場合、あなたの名刺を探すよりも先に、ネットで検索をしてしまう可能性が高いです。

また、名刺交換した相手自身ではなく、その知り合いが行政書士を探している場合も考えてみましょう。
例>名刺交換した相手=Aさん、行政書士を探している相手=Bさん

AさんがBさんにあなたの情報を伝えるとき、1枚しか持っていない名刺をBさんに渡すとは思えませんし、Bさんと会っているときにあなたの名刺を持っていないことや、電話で話しているときでは、名刺を渡せない状況であることが多いでしょう。
そんな時でも、あなたがホームページを持っていることをAさんがわかっていれば、「●●行政書士、と検索してみて」と一言Bさんに伝えるだけでいいのです。

このように、名刺1枚だけでは、紹介の機会が限定されてしまいますが、ホームページを持っていれば、より多くの人から紹介してもらえる確率が高くなります。

④名刺自体をなくしても、名前さえ覚えていれば検索してもらえる

③の場合と似ていますが、よく起こりそうなことなので別途書きました。
名刺交換の機会があっても、名刺の保管までを完璧にやっている人ばかりではありません。
特に、多くの人と名刺交換を求められる人は、自分に重要かどうかを厳選して、必要な人の名刺だけを保管するということもあると思います。
また、うっかりして紛失してしまう人もいるでしょう。
そんな時でも、ホームページがあれば、名前で検索してもらうことが可能ですので、思い出してもらえる確率は上がると思います。

⑤やる気の判断材料となる

これは、同業者や先輩士業とお会いした場合や、ネット上で交流をした場合のことになります。
例えば、先輩士業が仕事を頼める士業を探していた場合、候補が二人いて、どちらも開業直後だったとします。
片方はホームページをしっかり準備しており、取扱業務の説明ページを読む限り最低限の実務知識をもっているように見えます。
もう片方はホームページを持っておらず、口頭で「がんばります!」と言っているだけの状態だったとします。
(他の条件はほぼ同等だったとします)
先輩はどちらの行政書士に仕事を紹介してくださるでしょうか?

答えは明白で、やはりホームページを準備しているほうになると思います。
ホームページを準備していること自体がやる気の現れに見えますし、
ホームページに記載している取扱業務にどのようなことを書くかで、実務知識がどれだけあるかのPRにもなるのです。

3.行政書士業務・電子申請の時代到来

ホームページが絶対必要な理由の3つ目は、行政書士業務でも「電子申請」がどんどん増えているからです。

電子申請が可能になるということは、役所まで直接行く必要が減るということで、それは、「役所の近くに事務所が無くても、仕事を受注できる」ということです。

電子申請がない時代では、直接役所に足を運ぶ必要があったので、A市の仕事はA市の行政書士が行い、B市の仕事はB市の行政書士が行う、というすみ分けができていました。

しかし、電子申請が増えることによって「全国対応」できる業務が増え、A市の行政書士がB市の仕事まで受注できるようになってきています。
アナログ営業では、離れた地域へ営業をすることは困難ですので、自分の地域だけに営業をすることになりますが、
ネット営業では自分の地域以外、それこそ全国に向けて営業が可能なので、仕事の母数が変わってきます。

これからどんどん電子申請が増えていけば、ネット集客に強い行政書士が仕事を独占してしまう可能性があります。
それに抗うためには、自分自身もホームページを持ち、ネット集客のことを勉強していく必要があります。

おわりに

今回の記事では、今や当然ともなった「開業時ホームページの必要性」についてまとめました。
私自身は当然に必要と思っていますが、入会式の時に「ホームページを作る予定はない」とおっしゃっていた同期の人が意外な人数いたことも思い出し、改めて必要性を書くべきだと思いました。
これから開業する人たちの参考になれば幸いです。

士業向けホームページ制作

これから開業する士業のために、安価で質の良い(検索効果が上がりやすい)ホームページ制作を行っています。
ご興味ある方は下記ページを見てみてください。


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ホームページを自作するならサーバー選びも大事・初心者はXサーバーがおすすめ

ホームページを自作する際、本格的なものを作る場合はサーバー契約とワードプレスを使うのが一般的です。
いろいろなサーバーがありますが、私は大手のXサーバーを使っています。
理由としては、大手なので将来的にサーバーが使えなくなるリスクがかなり低いこと、わからないことや不具合が生じた際のサポート体制(メールでの質問・電話での対応)が充実していることです。
初心者がサーバー契約する際、やはりわからないことが多々出てくると思いますので、サポート体制が充実しているところを選ぶのが重要だと思っています。

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