【行政書士独学合格】行政書士試験当日の時間配分・解く順番について解説

行政書士 本試験当日の時間配分
目次

行政書士試験の科目・問題数と時間

行政書士試験は「法令科目」(基礎法学、憲法、行政法、民法、商法)と「一般知識」の科目があります。

総出題数は60問(300点満点)。

試験の時間は13時~16時の3時間です。

「3時間で60問、余裕じゃね?」

と思った受験生のあなたは、一度模試を受けてみてください!

思いのほかギリギリになってしまうことを実感するはずです。

なぜ時間が足りなくなってしまうのかというと↓

行政書士試験の5肢択一問題は40問!多肢選択・記述・一般知識で20問!

5肢択一問題60問の内訳↓

  • 基礎法学 2問
  • 憲法 5問
  • 行政法 19問
  • 民法 9問
  • 商法 5問

40問×5肢=200肢

単純計算で、200もの選択肢を判断して正解を選ばないといけないわけです。

(厳密にいうと、勉強していれば一瞬見ただけですぐ切れる肢もあるのですが)

日々の勉強によって問題を解くスピードを上げておくことはもちろんですが、

試験当日の3時間を、どのように使うか(どの科目から解くか)を考えておくことも重要です!

行政書士独学合格した私の本試験時間配分

STEP
一般知識(択一1問2分⇒計22分、文章理解1問5分⇒15分)

※問題を解くときに、迷ったり・不安を感じる問題にはチェック(印をつけたり、問題用紙の端を折る)をします。

STEP
憲法(1問2分⇒計10分)
STEP
行政法(1問2分⇒計38分)
STEP
多肢選択式(1問5分⇒計15分)
STEP
民法(1問3分⇒計27分)
STEP
商法・会社法(1問1分弱→計5分未満)

私の場合は半分捨てていました。(肢別過去問集でのみ対策。わからないと判断したらすぐに勘で選択)

STEP
記述式の問題を読む(1問1分弱⇒計3分)
STEP
トイレへ行く(10~15分、この間に記述式の解答について考える)

挙手をして試験官の指示に従い、指定のトイレへ。この時点で試験開始から2時間以上経過しているため、ちょうどトイレに行きたくなる頃です。

STEP
記述式の解答を書く(1問5分⇒計15分)
STEP
チェックを付けた問題に戻り再考・マークミスがないかチェック(最低10分)

行政書士本試験での解く順番・時間配分を決めるためのポイントと理由

はじめに一般知識から解く理由

行政書士試験の一般知識には足切りがあります。

どんなに法令科目で高得点だったとしても、一般知識で足切りにあってしまうと意味がありません。

そのため、一番最初の集中力があるタイミングで終わらせることで、足切りを回避する目的があります。

また、一般知識にはいわゆる奇問が混ざっている可能性が高く、どんな問題が出るのか気になってしまう人も多いでしょう。

最初に問題を見ることで安心し、解きにくい問題にはチェックをしておきます。

その後の法令科目を解いている中で、思い出したりする可能性も出てきます。

そして、特に文章理解は長文を読む必要があり、一定の時間と集中力を要します。

問題順に解いていくと最後になるため時間が気になってしまいますし、集中力も落ちてくるため、前半にクリアしておく必要があります。

一般知識の勉強法については、下記記事でご紹介しているので、あわせて読んでみてください↓↓

②憲法→行政法→多肢選択式の公法で揃えていく流れ

憲法は、行政書士のテキストや予備校講座で一番最初に勉強する方が多く、条文数も少ないですし、判例にもドラマがあり、好きな科目に挙げる人も多い科目です。

私自身も憲法は好きだったので、法令科目の勢いをつけるために序盤で解くことにしました。

憲法の次に行政法を解くのは、同じ公法だから問題を解く時の思考回路や記憶の引き出し方が似ているという理由からです。

(どちらも国家と国民の関係を規律する法律です)

(例えば、国家賠償や地方自治などがイメージしやすいと思います。)

また行政法は一番出題数が多いメイン科目ですし、解き慣れると反射的(機械的)に答えがわかるため、得点稼ぎ&時間稼ぎをするのに最も適した科目なのです。

多肢選択式も憲法と行政法の問題ですので、同じ思考の流れでスムーズに解いていきます。

多肢選択式は文章理解と似ており、前後の文脈や選択肢の制限から、時間をかければ正解にたどり着ける問題形式です。

③民法→会社法の私法で揃える流れ

民法もメイン科目です。

民法もできるだけ得点源にすべきですが、

民法は事例問題が多いため、行政法と違い機械的に判断できないという特徴があります。

ハッキリ言って、「前半に解こうが後半に解こうが、時間のかかり方・難易度は変わらない」と私は判断しました。

そのため、民法は後半に持ってきました。

会社法(商法)は半分捨てていました。

作戦としては捨てるのもアリだと思います。

商法からは簡単な問題が出るのでそれを確実に取り、会社法では株式・株主・会社の種類など簡単な問題を一問得点する。

あとの会社法の問題は、サッと読んでわからなければ勘でマークしておく。

という程度の対策でした。

会社法は条文から出ることが多いので、パッと見てわからなければどんなに考えてもわかりません。

だったら、考えれば正解できそうな民法に時間をかけた方がいいと思いました。

行政法は肢別過去問集高速回転勉強法で機械的に溶けるようにしておき、時間を短縮。会社法はわからなければさっさと切り捨てて時間を短縮し、その分を民法や記述式に使いましょう。

④記述式の問題文を読み、トイレに行く理由

ここまでの①〜③を順調に解くと、約2時間以上経過しています。

正直言って、集中力はガタガタになっているはずですし、トイレも行きたくなる時間です。

(人間の集中力は90分しかもたない、と言われています)

私は最初から、このタイミングでトイレに行くと決めていました。

記述式の問題を読み、解答案を考えながらトイレに行くことで、時間を無駄にせず、集中力の回復をする作戦です。

歩きながら考えた方が血の巡りもよくなります。

もちろん、記述式の前にトイレに行きたくなったらそこで行くつもりでした。

しかし、席を立つ前には一旦解いている択一や多肢選択式を中断して、記述式の問題を一問は読んでから行くと決めていました。

やはり10分ほどの時間をまるまる損してしまうのはもったいないからです。

皆さんも、試験中にトイレに行きたくなったら、記述式の問題を読んでから行ってください!(笑)

⑤記述式の解答を書く→最終チェック

トイレに行きがてらまとめた思考を、実際に解答欄に書いていきます。

ここは下書きせず1発書きでもいいと思います。

10〜15分、普通よりも長く考えているので書くことに迷うことはないはずです。

それ以上考えても出てこないので、部分点狙いで思いついたことを平仮名でもいいので書いておくだけで十分です。

考えても解けない問題に時間を割くより、最終チェックに最低でも10分は時間を使いたいです。

今まで解いた問題で迷った肢、もう少し考えればわかるかもしれない事例問題、マークミスが無いか、、など。

ケアレスで失点するのはもったいないですから。

【行政書士独学合格】 本試験での時間配分・解く順番 まとめ

・解く順番は足切り回避、公法系・私法系で思考回路をまとめる

・集中力回復と冷静さを取り戻すためにトイレに行くことを時間配分上盛り込んでおく

得意科目、科目の特性を考慮して時間稼ぎをする→稼いだ時間を苦手科目、チェックにあてる

・最終チェック時間は必ず確保する、考えてもわからない問題は捨てる勇気を持つ

・時計は忘れないこと!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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行政書士 本試験当日の時間配分

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