行政書士に独学合格するために一番重要なテキスト(参考書)一覧
独学で勉強する上で一番大事なのがテキストです。
わかりやすさが命。
私の行政書士独学勉強法は、科目別に1冊のテキストを使う、というものです。
行政書士試験のテキストで1冊にまとまっているものもあるのですが、独学の場合、1冊では理解できずに泥沼にはまってしまう人が多い気がしています。(もちろんそれだけで合格できる人もいます)
冊数を気にするよりも、自分一人で読んで理解できるかが重要です。
いかにコンパクトにまとまっていても、読んで理解できない文章になっていては勉強が行き詰ってしまいます。
なので、とことんわかりやすいテキストを厳選しました!
行政書士試験1年半で独学合格した私が実際に使用していたテキストがこちら↓
「元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術」で法律の基礎を理解する!
憲法、民法、刑法、行政法をカバー、すらすら読めて、わかるようになる!
「法律の勉強が10倍スピードアップする」と評判の入門書のベストセラー
法律の学習に慣れていないときというのは、法律用語や独特の言い回しにウンザリしたり、つかれてしまうんです。
そういった悩みを解消するのが、本書なのです。
期限と期間の違い
「または」と「もしくは」の違いだとか
法律を学ぶ上でややこしいけど絶対覚えなきゃいけないことについてわかりやすく解説してくれている本です。
これを読んだ後にテキストを読むと理解のスピードが格段にアップします!
行政書士試験の内容は、法律の勉強です。
法律には独特のルールが存在します。「または」と「もしくは」の違い、あなたはわかりますか?
法律では明確に使い分けています。
法律を読み・学ぶ技術を知らずに勉強を始めると、本題に入る前に訳が分からなくなってしまったり、途中で挫折してしまう原因になります!
それを防ぎ、勉強のスタートダッシュを決めるために「元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術」という本がおすすめです。
※既に勉強を始めている方にとっても、基礎法学を学びなおすメリットがありますし、おすすめの本です!
「民法がわかった」で民法を得意科目にする!
田中 嗣久 (著), 田中 義雄 (著), 大島 一悟 (著)
全くの法律初学者の方には、「○○法がわかった」シリーズと、「法律を読む技術・学ぶ技術」から勉強することをお勧めします。
行政書士用テキストは、1冊に収めるために、出やすいところを削ったり、説明を簡潔にしているので、初学者には分かりづらいところがあるためです。
冊数が増えて嫌だと思うかもしれませんが、私は「○○法がわかった」シリーズで勉強したおかげで、スムーズに理解できましたし、模試や本試験で他の受験生が得点できなかった問題でも得点できました。
(永小作権や入会権だとか、、)
行政書士試験の肝は「民法」!まずは民法をしっかりと理解する!
行政書士試験で点数配分が高い科目は「民法」と「行政法」です。
行政書士なので「行政法」が重要なのはもちろんなのですが、まずは「民法」から勉強を始めましょう。
民法から勉強する理由↓
- 民法は実生活に即していてイメージしやすい
- 民法がわからなければ他の法律もわからないことが多い
- 民法を苦手とする受験生が多いので、「民法がわかった」というわかりやすいテキストで差をつける!
「民法がわかった」はとてもわかりやすい表現で民法を解説してくれています。
入門書のような文体でありながら、このまま試験合格まで「テキスト」として使えるほど、知識が網羅されています!
まずは「民法がわかった」を一読し、民法の全体像を把握しましょう。(最初からすべて理解できなくても大丈夫です。試験までに、問題演習と共に何度も読み直すことで確実に理解できます。)
「国家試験受験のためのよくわかる憲法」で行政法の前に憲法を理解する!
中谷 彰吾 (著)
資格試験を受験する上での重要科目である憲法を易しく学びたい人、憲法を初めて学ぶ人、憲法が苦手な人のために、
わかりやすく解説した受験参考書。公務員試験や行政書士、司法書士等の国家試験の受験に最適です。
「行政法」の勉強に入る前に、同じ「公法」である「憲法」を勉強しましょう!
※公法とは……国家・公共団体にかかわる法。例>憲法、行政法、刑法、刑事訴訟法、国際公法などを「公法」といいます。対して、民法や商法は私人間(個人)の関係について規定した法律なので「私法」といいます。
「行政法の基礎がわかった」で行政法を得意科目にする!
田中 嗣久、 藤島 光雄(著)
「行政法」も行政書士試験で得点配分が高い科目です。「行政」書士試験なので当然ですが( ;∀;)
私が最後まで苦労したのは「行政法」でした。
民法は、普段の生活の延長にありそうなトラブルなどを規定しているので、イメージしやすかったのですが、
行政法は、フリーターだった私にとってはちんぷんかんぷんでした。
「行政法の基礎がわかった」で、行政法とは「誰が何をどうするための法律なのか?」を理解しましょう!
その後は、機械的に問題演習をすること(肢別過去問高速回転勉強法)で、行政法の出題の癖を把握することで得意科目にすることができます。
問題演習のみでもある程度得点UPはできますが、やはり一番大事なのは「理解」です。問題演習後には、必ず間違えた部分を基礎テキストで復習しましょうね。
合格革命 行政書士 基本テキスト 2023年度 [合格に必要な条文・判例を網羅 六法も判例集も不要!]
読書が苦手な人・時間が無い人・理解力に自信がある人はこれ1冊でOK!
今まで、科目別のテキストをご紹介してきましたが、上記は1冊にすべての科目が入ったテキストです。
私は、1回目の受験時に「法律を読む技術・学ぶ技術」「民法がわかった」「行政法がわかった」「よくわかる憲法」の4冊をメインテキストとして、半年で180点以上を得点しました。(一般知識で足切りになり不合格(´;ω;`))
上記4冊で、理解は十分できていたので、2回目の受験に際しては、コンパクトにまとめられる「合格革命 行政書士 基本テキスト」を使用しました。
「合格革命 行政書士 基本テキスト」の感想としては、1冊にまとめている分、解説が薄くわかりづらい箇所が結構ありました。なので、上記科目別テキストから情報を書き足して使っていました。
良い点としては、1冊にまとまっているため、持ち運びが便利です。カラフルで楽しいです。
また、問題集は「合格革命 行政書士 肢別過去問集」を大プッシュ(非常におすすめ)している私なので、肢別過去問をやって間違えたところをすぐ参照する際に、セットのテキストは便利です。
「合格革命 行政書士 基本テキスト」には超重要ポイントがまとまっており、この1冊を完璧にすれば、十分合格を狙えるものになっています。(問題演習・模試などで情報をプラスしていく必要はあります!)
勉強に自信があったり、法学部出身だったり、他の試験(宅建、司法書士試験など)で既に法律を勉強している方は、合格革命のテキストだけで十分だと思います。
しかし、
全くの法律初学者の方には、「法律を読む技術・学ぶ技術」「民法がわかった」「よくわかる憲法」「行政法の基礎がわかった」から勉強することをお勧めします。
行政書士用テキストは、1冊に収めるために、出やすいところを削ったり、説明を簡潔にしているので、初学者には分かりづらいところがあるためです。
冊数が増えて嫌だと思うかもしれませんが、私は「○○法がわかった」シリーズで勉強したおかげで、スムーズに理解できましたし、模試や本試験で他の受験生が得点できなかった問題でも得点できました。
(永小作権や入会権だとか、、)
読書が苦痛でない方、「急がば回れ」を信じられる方は、「法律を読む技術・学ぶ技術」「民法がわかった」「行政法の基礎がわかった」「よくわかる憲法」をまずは読んでみてほしいです!
行政書士試験に最短独学合格するためのテキスト使用方法
失敗するテキスト使用法
私が勉強を始めたときは、勉強習慣がなかったので、とりあえず上記のテキストを1冊ずつ買い、順番に読んでいきました。
よく言われる「テキストはとりあえず3回ずつ読め」というやつです。
私もそれを信じ、機械的に3回読みました。
たしかに、3回も読むとなんとなくわかったような気になります。
しかし、今思えば効率の悪い勉強法でした。
もちろん、テキストを何回も読むのは良いことではあるのですが、「ただ読んでいる=インプットのみ」ではもったいないです!
最短合格のための効率よいテキスト使用方法
テキストを読み→該当箇所の過去問を解く→間違えたらもっかいテキストを読む
この方法が一番いいと思います。
ですが、勉強を始めたばかりの時は「過去問、、、いやっ!まだ早い!」とか思いがちですし、
なんとなく問題を敬遠してしまいますよね。
そういう時に、無理に問題を解かなくてもいいんじゃないかな、と私は思います。
「テキストを読む」→該当箇所の「問題を読む」→「答えを確認する」だけでもOKです!
重要なのは、インプットした知識が「どのように出題されるのか?」を知ること。
それでも「まだ問題集はちょっとハードルが高い」と思う方もいると思います。
今まで勉強をしたことが無い人ならなおさらです。テキストを読むだけでも、毎日クタクタ。
そんな人は、テキストを読むほうがハードルが低いのであれば、どんどんテキストを読むべきです。
勉強習慣を継続すること=勉強を嫌いにならないこと
これが、独学にとって一番大事なことですから!!!
人それぞれ、性格や状況が違うので、自分に合った勉強法でいいと思います(*’▽’)
独学に適した問題集についてはまた別記事で紹介します!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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